Kava

カヴァ


キーワード

不安 鎮静 

 学名  Piper methysticum
 分類  コショウ目コショウ科コショウ属
 和名  カヴァ
 症状別の効果  抗不安薬として
 使用する部位  根茎、地下茎
 使用は控えるべき点

 肝機能障害を発症した報告もあり、肝疾患を有する人、飲酒する人は控える 

 妊娠中、授乳中、18歳未満は接種を避けること 

■カヴァの特徴

コショウ科の低木で、フィジー、トンガ、サモアなどで飲用される嗜好品。

メラネシア(オセアニアの海洋部の一部。東経180度以西にある島々の総称。概ね赤道より下あたり)が原産。

通称キャプテン・クック(ジェームズ・クック)に同行した博物学者が調合法を記したという歴史がある。

 

現地の人々はカヴァをココナッツミルクか水に加えて飲み物にすると、

それが先祖と神々がともに暮らす霊的な世界に近づけられると信じられてきた。

宗教的な儀式として現在も用いられ、太平洋の多くの島で続いている。

 

カヴァは、通常2mに成長したところで収穫されるが、6mに達することもある。

多分枝性の強い植物で、茎は肉厚で無毛、膨らんだ筋が特徴的。

葉は互生で、大きさは10~20cmくらい。

形は幅広のハート型からほぼ円形で、葉の裏には葉脈がくっきり。

葉の表面は濃い緑色でなめらかで光沢があり、裏には細かい毛が生えている。

5cmにもなる葉柄は羽状複葉で、柄の半分ほどのところには鳥の羽のように複数の葉がつく。

花は花軸の先端に咲くが、種子はつけても生育しないと考えられる。

重要な部位には強い香りを放つ根茎で、支根がたくさんはえている。

■分布

太平洋の島々で、長きにわたり人工栽培を繰り返してきた歴史がある。

そのため、多数の広い地域南太平洋諸島でひろまった。

■薬としての歴史

カヴァが自生する地域では、薬用にも利用してきた。

主な目的は、神経の緊張を和らげたり、気分を高揚させたりすること。

大量に摂取すると眠気を誘うことから、不眠症の治療薬としても用いられたきた。

人々は、健康増進の強壮飲料、疲労回復、体力低下の軽減などの治療としても使ってきた歴史がある。

■現代のハーブ療法

カヴァは、現在では抗不安薬として効果が実証されている。

また、不安と神経過分をやわらげ、更年期障害の女性の睡眠を改善するという報告もある。

ただ、肝機能障害を引き起こす可能性があるという懸念から、安全性が疑われている。

使用中、そのような症状がみられたら中止し、医師に相談すること。

■用途

・抗不安作用

・神経過敏

・更年期障害

■使い方

乾燥粉末の根のみを使用すること。

ティーとして飲用するのがよい。

 

脚注